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(最終更新日:2006.07.21)

 幻影旅団についての解説です。

幻影旅団とは

 史上最凶との悪名高いA級首の盗賊団。彼等は全員が凄腕の念能力者で、熟練のハンターでもうかつに手を出せない。団員それぞれが体のどこかに、旅団のシンボルである12本の足を持つクモのタトゥーを入れている。それゆえ彼等に近しい者、また彼等自身も幻影旅団のことを「クモ」と呼ぶ。

 構成人数は基本13名。クモのタトゥーにはそれぞれの団員番号が刻まれている。番号は12番まで。団員が退団したり死亡したりすると、団長がスカウトして補充する。団員が推薦する場合もあるが、全ての決定権は団長にある。入団志望者は在団員を倒すことで入団することができる。団長は結成以来クロロ=ルシルフルが務めているが、死亡した場合は別の団員が引き継ぐ。

 活動は主に盗みと殺しで、たまに慈善活動もするという。盗品は団長が一頻り愛でると全て売り払う。全員が集合して活動することは少なく、数年に一度あるかないかのようだ。団員の多くは社会的に存在しないとされる流星街の出身者。フェイタン、コルトピ、フィンクスは自分がいつ生まれたのかさえ知らない。

[旅団内のルール][現在の団員][過去の団員][年表][腕相撲ランキング]

旅団内のルール

 幻影旅団には結成当初より鉄の掟ともいうべきルールが定められている。個性の強い団員達は普段から些細なことでよく対立するが、これらのルールに逆らうことはない。時には団長をも見捨てる彼等が最も重視するのは幻影旅団の存続であり、ルールを否定することは旅団そのものを否定することに繋がるからである。

もめたらコイン

 団員同士のマジ切れは厳禁。意見が対立した時は、蜘蛛が刻印された特製コインによるコイントスを行い、勝った方の意見が優先される。蜘蛛の絵がある方が表。なお団長と団員で意見が対立してもコイントスをすることはないと思われる。蜘蛛の頭ともいえる団長命令は絶対であり、手足である団員はそれに従うことが大前提だからだ。団長の命令に背いた場合、団長や他団員による説得が行われ、それでも応じない場合は団長自ら制裁することもあるようだ。

生かすべきは個人ではなく旅団クモ

 旅団では団長の命令は絶対だが、団長の命を最優先することはないとしている。旅団にとって最も重要なのは旅団が生き続けることであり、時と場合によっては団長を見殺しにしても良いのだ。しかし団長がクラピカに捕らえられた際は、クラピカの指示に従うかどうかを巡って一部の団員が対立し、分裂寸前の危機に陥った。掟に反そうと団長(クロロ)を生かすべきだと思っている団員も多い。

 フィンクス、フェイタン、シャルナークが旅団優先派。マチ、コルトピ、パクノダ、ノブナガはクロロ優先派であった。シズクも心情的にはクロロ優先派だが、最終的には掟に従った。フランクリンは対立を深めて旅団が崩壊することこそが団長への裏切りであり、今は指示に従うべきだと説得して争いを収めた。ボノレノフは意見を出さず静観。立場としてはフランクリンに近いのだろうか。

その他暗黙の了解

現在の団員

 団長であるクロロが団員との接触を禁じられているため、旅団としての活動は縮小中だと思われるが、流星街のキメラアント討伐などの少人数で十分な活動は行っている。団長以外にも9番(か6番)、11番が現在も不在で、コルトピもレイザーによってアイジエン大陸に飛ばされて以来一度も登場していない。

ノブナガ=ハザマノブナガ=ハザマ

団員番号:01番
(結成当初〜)
【特攻】

刀の達人で居合い切りを得意とする。ウボォーギンとは旅団設立前からの付き合いで、一番仲が良かった。旅団の中では唯一作中で「円」を使ったことがある。ゴンとキルアを気に入っており、特にゴンは旅団に入団させてコンビを組みたいと思っている。
カルト=ゾルディックカルト=ゾルディック

団員番号:04番
(2000年頃〜)

ゾルディック家5人兄弟の末っ子。まだ10〜11歳ぐらいだと思われるが、十老頭抹殺、イルミとヒソカが入れ替わるためのおとりとして旅団アジトに侵入するなど、危険な仕事にも参加している。紙を操る能力を持つ。99年9月〜00年2月頃に幻影旅団に入団。ヒソカの抜け番である4番となり、除念師を見つけ出す。入団理由は「兄を取り戻す」ためだが、兄とは誰のことなのか、誰から取り戻すのか、不明な点が多い。キメラアントの兵隊長クラスに楽勝する実力を持つが、他の旅団員より遙かに格下。
シャルナークシャルナーク

団員番号:06番
(結成当初〜)
【情報・処理】

6番?愛用の携帯電話を使い人を自在に操作する能力を持つ。旅団の行動を補佐する情報処理を担当している。ライセンスを持つプロハンター。ハンターサイトを利用して、ウボォーギンをさらった者達がノストラードファミリーであること、さらにその組員が宿泊している場所を突き止めた。
シズクシズク

団員番号:08番
(1997年頃〜)
【情報・処理】

生命体以外なら何でも吸い込む掃除機を具現化する能力者。物忘れがひどく、一度忘れたことは二度と思い出さない。旅団内の腕相撲ではコルトピの次に非力で、ヨークシン編当時のゴンにも負けた(利き腕ではなかったが)。
コルトピコルトピ

団員番号:不明
(?〜)

手にした物質を複製する「ギャラリーフェイク」という能力を持つ。この能力を用いて偽装の地下競売を開催し、本物を盗んだ。ビルを50棟以上、地下競売の競売品を全て複製するというとてつもないオーラ量を持つ。ヨークシン時のボノレノフ同様、あまり喋ったり自己主張をしたりすることはないが、団長を巡って旅団同士が対立した時は団長優先派としてパクノダを守ろうとしていた。
フィンクスフィンクス

団員番号:不明
(結成当初〜)

高い格闘能力を持つ武闘派の団員で、腕を回すほど威力が大きくなるという攻撃能力を持つ。(ス)フィンクスという名前らしく、たまにエジプト風の衣装を着ていることがある。現在旅団内の腕相撲でトップ。団長の復帰を一途に待ち続ける姿はフェイタンに乙女ちく、シャルナークに片思いの女の子みたいとからかわれた。
フェイタンフェイタン

団員番号:不明
(結成当初〜)

拷問好きで手が刃のように鋭く、人の首を軽々と切り落とす(後に仕込み刀を武器として使用していることがわかり、その刀で首を切り落としていた可能性もある)。小柄だが怪力で旅団内では腕相撲5位。中国風の日本語(共通語)を使うが、別に「ッ」を言えないわけではないようだ。与えられたダメージに応じて威力が変わる「ペインパッカー」という能力を持つ。
フランクリンフランクリン

団員番号:不明
(結成当初〜)

手の指先からオーラの弾丸を連続で放つ「ダブルマシンガン」という能力を持つ。威力を向上させるために指の第一関節を切り落とした。団長の命を尊重するかどうかを巡って団員同士が対立している時、蜘蛛の死は団員全員が死ぬことだと言って争いをやめさせた。
ボノレノフボノレノフ

団員番号:不明
(?〜)

ギュドンドンド族と呼ばれる部族の舞闘士(バプ)で、体に空いた大小様々な穴から奏でた音を戦闘力に変える能力を持つ。音が出るのを防ぐためか正体を隠すためかはわからないが、普段は全身に包帯を巻いている。ヨークシン編ではあまり喋らなかったが、キメラアント編で饒舌な一面を見せた。
マチマチ

団員番号:不明
(結成当初〜)
【伝令】

オーラを糸状にする能力を持つ。糸に変化させたオーラは治療、攻撃、尾行など幅広い用途で使うことができる。99年9月当時の団員の中では腕相撲6位。勘が鋭く、団長からも信頼されているほど。その勘は今のところ外れたことがないが、内容が抽象的でパクノダの「調査」より信頼度は下。ヒソカに言い寄られているが全く相手にしていない。それどころかいつ死んでも良いなどと冷たい。

過去の団員

クロロ=ルシルフルクロロ=ルシルフル

団員番号:団長
(結成当初〜1999年9月5日)

団長。他人の念能力を盗む「スキルハンター」を持つ。この能力でネオンの予言能力を盗み、旅団の危機を回避。しかしクラピカに念能力の使用と団員との接触を封じられてしまい、団長としての役割を果たせなくなる。その後除念師がグリードアイランドにいることがわかり、ヒソカやカルトに依頼して除念師を見つけ出す。除念師の発見からすでに数ヶ月経っているが、どうもまだ除念は行われていないらしい。
4番の男4番の男

団員番号:04番
(?〜1996年頃)

1996年頃ヒソカに殺され、ヒソカが4番の団員となる。作中ではどんな人物だったか語られていない。因みにヒソカも退団し、現在の4番はカルトになっている。そのカルトも死ぬまで旅団に在籍しているとは思えない。一番交替が激しい番号かも知れない。
ヒソカヒソカ

団員番号:04番
(1996年頃〜1999年9月5日)

強者と戦うことを至上の喜びとする奇術師。高い潜在能力を持つ者に対しての執着も強く、青い果実であるゴンやキルアが成長して強くなるのを心待ちにしている。目下のターゲットは幻影旅団団長。ハンター試験では受験生数十人を殺害して快楽殺人者のように思われたが、それ以後の殺人シーンは極端に少ない。漫画で描かれたのはカストロのみだと思われる。99年9月、ヨークシンで旅団を裏切り、退団する。
旅団の一人旅団の一人

団員番号:08番
(?〜1996年頃)

96年頃、シルバに殺害される。後任はシズク。
パクノダパクノダ

団員番号:09番
(結成当初〜1999年9月5日)
【情報・処理】

9番?対象に触れることで記憶を引き出す能力者で、旅団の生命線ともいえる存在だった。そのためクラピカに狙われ、「私の情報を漏らさぬこと」という命令を与えられる。パクノダはこれに背き、結成当時の団員達に自分の記憶を打ち込んで死亡。
ウボォーギンウボォーギン

団員番号:11番
(結成当初〜1999年9月2日)
【特攻】

11番。強化系を極めた能力者で、小型バズーカも真っ向から受け止めるほどの高い攻防力を有する。マフィア最強の陰獣4人にも一人で圧勝したが、相性の悪いクラピカには敗北。必殺技は念を込めた右ストレート「超破壊拳(ビックバンインパクト)」。

年表

 ●色分けについて

クロロ ヒソカ関連 旅団全般 その他

日付出来事
500年頃この頃から利用されていた廃棄物処分場が後に流星街となる。
1900年頃ベンニー=ドロン、暗躍。
1970年9月8日(火)ノブナガ=ハザマ、誕生。
1973年頃クロロ=ルシルフル、誕生。
1986年頃クロロ(13)、幻影旅団を結成。結成当初のメンバーはクロロ、マチ、パクノダ、ノブナガ、ウボォーギン、フェイタン(時期は完全に勘、初期メンバーは回想シーン参考。パクノダが結成時のメンバーとして記憶弾を打ったのはマチ、ノブナガ、フェイタン、フィンクス、シャルナーク、フランクリンの6人。)
1990年頃流星街出身の浮浪者がある国で不当に逮捕される
1993年流星街出身の浮浪者の冤罪が証明され、その直後同出身の31名が報復のため、冤罪に関わった者31名を自爆に巻き込み殺害。
1994年幻影旅団がクルタ族を虐殺。クラピカ(12)だけが生き残る。
1996年7月頃幻影旅団が全員集合する
1996年7月以降シルバ、幻影旅団8番を暗殺。
1996年7月〜1997年頃ヒソカ、旅団4番を殺害し、旅団員となる。
1996年7月〜1997年頃シズク、クロロにスカウトされ(?)入団。
1997年4月頃ヒソカ、天空闘技場200階に到達したカストロと対決。念に目覚めさせる。
1998年1月頃ヒソカ、第286期ハンター試験を受験。試験官(無限四刀流の男)を半殺しにしたため失格となる。
1999年1月16日(土)ヒソカ、プレートが必要な試験でゴンにプレートを恵む。借りはまっぴらだとゴンは拒んだが、「ボクに一発ぶち込めば、その時にプレートは受け取ろう」と言い殴り飛ばす。
1999年1月23日(土)第287期ハンター試験終了。ゴン、クラピカ、レオリオ、ポックル、イルミ、ヒソカ、ハンゾーの七名が合格。
1999年4月頃ヒソカとカストロが天空闘技場で試合。ヒソカ勝利。
1999年7月10日(土)ヒソカ、ゴンと天空闘技場で決戦。ゴンに一発ぶち込まれ、プレートを返される。ただし試合は勝利。
1999年8月31日(火)幻影旅団、ヨークシンのアジトに全員集合。
1999年9月1日(水)ドリームオークション開催。
 幻影旅団、地下競売襲撃。 ネオン護衛団のヴェーゼ、イワレンコフ、トチーノを殺害。
1999年9月2日(木)ウボォーギン、自分を捕らえたクラピカを探し出し決闘。殺害される。フィンクス、ダルツォルネを殺害。
1999年9月3日(金)十老頭、暗殺者に幻影旅団抹殺を依頼。 ゾルディックのゼノ、シルバ、ノストラードファミリーのクラピカも参加。
 クロロ、ネオンと出会い後に予言能力を盗む。この前後に十老頭の抹殺をイルミに依頼。
 幻影旅団、地下競売を再び襲撃。シルバ、ゼノ、クラピカを除く暗殺チームを壊滅させる。
 クロロ、ゼノとシルバに襲われるが、十老頭が暗殺されたため戦闘が途中で中断する。
 幻影旅団、偽装の地下競売を開催。また団員の死体(複製したもの)を数体放置し、自分たちが流星街の住民である証拠を残す。マフィアンコミュニティーは旅団への追跡を正式に中止し、地下競売も来年以降開催しないことが決定した。
1999年9月4日(土)ノブナガ、スクワラを殺害。
1999年9月5日(日)クロロ、クラピカに捕獲され念能力の使用と団員との接触を禁じられる。またパクノダは自分の情報を漏らさない等のルールを定められたが、これに背き死亡。
 ヒソカ、幻影旅団を退団。またクロロに決闘を挑むが、クロロの念を封じられていたため中止。
1999年9月6日(月)フィンクスとフェイタン、バッテラが競り落としたグリードアイランドを強奪。
 フィンクス、フェイタン、グリードアイランドへ。
1999年9月10日(金)シャルナーク、シズク、コルトピ、グリードアイランドへ。のちにグリードアイランドが現実にあることを突き止める。
1999年9月15日(水)フィンクスとフェイタン、ラターザを殺害。プレイヤー狩り競争を始める。
1999年9月22日(水)フィンクス、フェイタンのプレイヤー狩り競争終了。マサドラで合流。その後フィンクス組とシャルナーク組が合流し、一旦ゲーム外に出てグリードアイランドの位置を調査する。
1999年9月〜年末シャルナークら、グリードアイランドの場所を突き止めボートで入島を試みるがレイザーに排除される。
 クロロ、ヨークシンから東を目指す道程でグリードアイランドにたどり着く。同じくレイザー(か別のゲームマスター)に排除される。
 クロロ、ヒソカに除念師探索を依頼。
2000年1月12日(水)GIに来ていた幻影旅団とヒソカが接触。
1999年9月〜2000年2月頃カルト=ゾルディックが入団。
2000年2月25日(金)フィンクス、ヒソカに除念師を見つけたと報告。
2000年3月17日(金)アベンガネ、自分に取り憑いた念獣を解除。クロロの念獣を解除すべくヒソカと共に現実へ。クロロ、ボボボーボ・ボーボボを読みながら待機。
2000年7月中旬フィンクスら幻影旅団員6名は流星街にいるザザン師団を討伐。(建国大会まであと9日)

腕相撲ランキング

2000年現在

1フィンクス旅団最強に
2フランクリン
3フェイタン
4マチ
5ボノレノフ
6ノブナガ
7シャルナーク
8カルト推測。ハンター試験当時のキルアと同等の腕力だと仮定すると、利き腕でないとはいえ、ゴンに負けるシズクよりは上だろうか?もっと上位の可能性も、下位の可能性もある。
9シズク
10コルトピ

1999年9月

1ウボォーギン旅団では最強の肉体を持つ
2フィンクス
3ヒソカ最強のヒソカも旅団では三番手
4フランクリン腕がでかい割には4位
5フェイタン
6マチ
7クロロど真ん中
8ボノレノフ
9ノブナガ弱くもないけど強くもない
10シャルナーク
11パクノダ
12シズクフェイタン曰く弱すぎる。利き腕でないとヨークシン編時のゴンにも負ける。
13コルトピ


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