トップページ - 解説 - あらすじ - 33巻 |
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【発売日】2016年6月3日(前の巻から3年6ヶ月)
【表紙】クラピカ 【おまけ】各話の間のページにナニカ、特務課長、パリストン、危険生物評価リスト、ミトとゴン、危険生物ランク表、3世代口座説明、ゴンとミト、ジンとパリストン、ビスケのイラストが挿入されている。ハンター史上前例がない描き下ろし数なのは、刊行までの期間が最長だったからだろうか。
コミックスでの変更点
No. | サブタイトル | ページ | 掲載号 | 備考 | SP1 | クラピカ追憶編 | 29 | 2013.01 | 「SP1」は便宜上付けたもので、実際にはNo.の表記はない。また、現時点では何巻収録か(収録されるか自体)不明 | SP2 | クラピカ追憶編 | 34 | 2013.02 | 341 | 厄災 | 20 | 2014.27 | センターカラー | 342 | 布告 | 19 | 2014.28 | 343 | 勧誘 | 19 | 2014.29 | 345 | 署名 | 19 | 2014.31 | 346 | 選択 | 19 | 2014.33 | 347 | 就任 | 19 | 2014.34 | 348 | 覚悟 | 19 | 2014.35 | 349 | 蠱毒 | 19 | 2014.3738 | 350 | 王子 | 20 | 2016.20 | センターカラー |
クルタ族の少年クラピカは、毎日のように激しく長老とやり合っていた。クルタ族の「森の外に出てはならない」という掟の存在に納得できなかったからだ。クラピカが外の世界に拘るのは、親友パイロの目と足を治してくれる医者を見つけるためである。連日の説得に根負けした長老は、ついにクラピカに外出試験を受けさせることにした。その内容とは「最寄りの街へ行き、緋の目になることなく買い物を済ませること」。クラピカはパートナーのパイロと共に、初めて森の外へ出た。
最寄りの街に着いた二人は、デパートで買い物を始めた。不良達に絡まれてもパイロは意に介さず、クラピカもまた怒りを必死で抑えていた。しかし一人の不良がパイロを侮辱した瞬間、クラピカは緋の目になって我を失い、不良達を叩きのめした。不良達は自分達が長老に雇われていたことを打ち明け謝罪し、長老にクラピカ達が怒らなかったと偽って報告。クラピカは無事外出試験に合格した。こうしてクラピカは、医者を捜すため、そして楽しむために旅に出たのだった。
暗黒大陸への渡航を管轄する「特務課」に新たな職員が配属された。彼は上司に案内された地下施設で、わずかに人間の面影を残した様々な異形の物体を見せられた。それらは全て、過去人類が暗黒大陸から持ち帰ってきた「厄災」の痕跡だった。ビヨンドもまた、かつて暗黒大陸に挑戦し、厄災を抱えて敗走してきた者の一人だった。V5の指令に従い、ビヨンドをハントするかどうかで揉める十二支んの下に、当のビヨンドが姿を現した。
自ら囚われの身となったビヨンドは、十二支んに対し「オレは解放され、お前らはオレと共に暗黒大陸を目指すことになる」と不敵な予言をした。事実V5はカキンをV5に迎え入れた上で、暗黒大陸への渡航をハンター協会の監視付きで認めるという決定を下していた。ビヨンドの狙いは、暗黒大陸で協会の監視から逃れ、好き勝手に行動することだった。一方ジンはパリストンの悪巧みを阻止すべく、直接拠点に乗り込んでいた。
レオリオはチードルから、十二支んへ加入するように勧誘を受けていた。医療チームとして暗黒大陸へ渡航する事が留学として認められ、学位上の評価にも繋がるという条件を受け、レオリオは快諾。さらにもう一人の欠員を補充すべく、ミザイストムはレオリオが推薦したクラピカを十二支んに勧誘した。最初は拒否するクラピカだったが、大量の緋の目を保有する人物を教えるという条件を提示されると、加入することを決めた。
ビヨンドの側近グループのNo.2になると宣言したジンは、自分をNo.2と認めた者にビヨンドから受け取る報酬の倍額を前金で払うと提示。金を受け取る以外の条件はなく、引き続きパリストンに従っても良いという。意図を図りかね困惑する者達だったが、一人とパリストンはジンをNo.2と認めた。そしてジンは彼等に驚くべき情報を教えた。V5が参考にしていた「新大陸紀行」には「東」と「西」があり、「西」は著者「ドン=フリークス」が今でも書いている可能性があると。
念が使えなくなり「普通」に戻ったゴンは、ジンの助言を受けくじら島に帰郷。ハンターになる前の生活に戻ることになった。一方ジンは、ビヨンドの側近グループが、暗黒大陸探索のための特殊技能を持った専門家達であること、仲間がさらに何人もいることを看破。パリストンはこの時、ジンに対して初めて強い嫌悪感を覚えていた。チードルは、行動に厳しい制約を課す内容の契約書をビヨンドに提示。ビヨンドはためらうことなく契約書に署名した。
ミザイストム、クラピカが協会本部に到着し、新生十二支んによる会議が初めて行われた。十二支んはそれぞれの専門分野と人脈を活かし、暗黒大陸渡航に向けての準備を着々と進めていくことになった。結果、ハンター試験に送られたビヨンド側の刺客達は悉く不合格となり、パリストンの息の掛かった協専ハンター達も、渡航チームから排除された。協会潜入に失敗したミュヘルらがアジトに帰還すると、ジンの処遇を巡って不穏な空気となった。
ミュヘルの一派はジン、パリストンを急襲。ジンはパリストンが見ていることも意に介さず、能力を披露。しかしそれは、レオリオが選挙の時に見せた能力を真似たものだった。敵5人を伸したジンは、この戦いそのものがパリストンの企みであることを見破り、事態は収束した。ミュヘルはNo.2と金を渡すことに拘るジンの真意を問い質した。ジンは混乱させたことを詫びながらも、率直に心情を吐露。ミュヘルも納得し、チーム全員がジンをNo.2と認めることとなった。
協会への潜入者をほとんど排除できたのは、クラピカの能力によるものだった。クラピカは能力では感知できない、記憶を消去された者や意識レベルで操作された者が潜入した可能性を懸念したが、ミザイストムはその可能性よりも、十二支んの中に内通者がいることを危惧していた。ミザイストムは新入り二名を除く十二支んを集め話を開始。その光景を監視カメラで見ていたクラピカは、内通者がサイユウである事を突き止めた。
仮想新大陸に向けての航海中に、カキンの次期国王を決定する王位継承戦が行われる。継承戦に参加する王子達は、「壷中卵の儀」を行った。この儀式によって、王子達は「守護霊獣」と呼ばれる念獣に守られることになる。だが念能力を持たない王子達に霊獣の姿は見えず、儀式の意味も伝えられていなかった。彼等は継承戦で生き残るために、それぞれボディーガードの募集を開始。募集するのは6人で、名前は伏せられていた。
クラピカは大量の緋の目を所有するカキンの第4王子ツェリードニヒに少しでも近付くため、ボディーガードを募集する王子の下に5名のプロハンターを送り込み、自らも潜入する事にした。だが私設の軍隊を持つであろうツェリードニヒが募集するとは考えにくい。クラピカはツェリードニヒとの接点が強そうな、ハルケンブルク王子と推測される依頼内容に申し込んだが、その依頼主は第14王子ワブルと母オイトだった。
大きな変更点はNo.344のセリフ追加のみ。
No.341
No.342
No.343
No.344
No.345
No.346
No.347
No.348
No.349全体的にトーンや背景が追加されるなどして、完成度が上がっている。逆に言えば雑誌掲載時はやや白かった。ペン入れはされていた。
No.350
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