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 「幽遊白書」前半の大部分を占める暗黒武術会について纏めました。

暗黒武術会

 闇の世界で暗躍する人間の富豪や実力者が、それぞれ最強と自負する妖怪5人を参加させて戦いを繰り広げる史上最悪の格闘技トーナメント。人間は金と道楽を、妖怪は血と快楽を求めて参加する。選手は主に妖怪だが、1チームは必ずゲストとして、裏社会の者達にとって邪魔な人間が強制的にエントリーされることになっている。ゲストが出場を拒めば刺客が差し向けられる。生き残るためには大会に出て勝ち続けなければならないのだ。

 観客は闇の世界に関わる人間や、犯罪を犯していない妖怪達である。観戦には高額なチケットが必要。ダフ屋が売る端っこの立ち見席で200万円というから、もっと良い席になると数千万、数億円は必要なのかも知れない。ただしリングに近すぎると、試合に巻き込まれて重傷を負ったり死亡したりする危険が高くなる。

[基本ルール] [優勝賞品] [現在] [過去の大会] [幽助らが出場した大会の経過]

基本ルール

優勝賞品

 優勝したチームの選手にはそれぞれ望んだものが与えられる。妖怪への転生、死者の蘇生など通常では到底不可能なことも実現してしまう(一体誰が願いを叶えているのかは謎だが)。またチームのオーナーには大会収益金の45%、主催会場の決定権、ゲストメンバーの選択権といった特権が与えられる。かつてこの大会で優勝したチームのオーナーの中には、数千兆にも上る報酬を使い一国の独裁者となった者、永遠の生命に挑戦した者など様々いたという。

現在

 幽助達が出場した時の大会で運営委員は全員死亡したため、今後も大会が開催されるかどうかは不明な状態にある。しかし現在では人間界と魔界を簡単に行き来できるようになり、魔界では暗黒武術会よりも遙かに規模の大きな統一トーナメントが開催されている。大会で優勝して名を上げたいと考える妖怪はその大会に出場すれば良い。またこの大会には妖怪達の犯罪率を抑える効果があるとされていたが、人間に危害を加える妖怪達の大半が霊界に洗脳されていたという事実も明らかになり、この大会を行う意義は薄れたと言えるだろう。

過去の大会

50年前の大会

 優勝候補は潰煉という名の妖怪。潰煉は大会の3ヶ月ほど前、ゲストに選ばれた一人戸愚呂(弟)の道場を襲い、出場を告げるついでに彼の弟子や仲間を次々と殺害した。戸愚呂はその後仲間の元から姿を消し、大会前日に姿を現した時には鬼のような形相であった。大会の決勝で戸愚呂(弟)は潰煉を倒し優勝。戸愚呂兄弟は妖怪への転生を望み、幻海は二度と大会に出場しないことを望んだ。

前回の大会

 幽助らが出場する前の大会では、左京がオーナーの戸愚呂チームが圧倒的な力で優勝した。優勝した左京は次回の会場に「首縊島」を指定し、ゲストメンバーに幽助と桑原、飛影、蔵馬、そして幻海の5人を指名した。戸愚呂の推薦をそのまま受け入れたのだと思われる。

幽助らが出場した大会

 (恐らく)最後の開催となった今大会では、優勝候補の戸愚呂弟が「自分達がゲストだった頃以来の実力者揃い」と評するほどのゲストメンバーが集まった。ゲストである幽助らのチームは運営委員の奸計に屈することなく勝ち続けた。運営委員はゲストチームの試合回数が多くなるようトーナメントを組んだが、そのことで結果的に幽助らは飛躍的に成長。チームの一人幻海が決勝前日に死亡するという事態を乗り越え、ついに最強の戸愚呂チームをも下した。

 決勝前日に運営委員同士が争い左京以外全員が死ぬという事件が発生、また決勝戦では幽助と戸愚呂弟の試合に巻き込まれ観客の半数近くが死ぬなど波乱続きの大会だった。優勝した幽助らの願いは死んだ幻海の復活。一体誰が蘇生させたのかという疑問は残るが、彼らが望んだ通り幻海は蘇った。

幽助らが出場した大会の経過

予選会

 ゲストメンバーの乗る首縊島行きの船で突然予選会が開かれた。各チームの代表選手が一人ずつ出場し、勝った選手のチームのみが決勝トーナメントに参加できる。試合方式はバトルロイヤル。結果はゲストチームの覆面戦士(幻海)が他の選手を吹き飛ばしあっけなく勝利。その後出場しなかった選手がゲストチームに襲いかかるが、5人は軽々とこれを撃退した。

決勝トーナメント

 16チームが出場。一回戦でまず8チームに絞り、そこで改めて抽選が行われる。なおこのサイトでは戦闘不能になる=KO、場外10カウント=場外、勝負には勝ったがカウントで負ける=カウントとしている。

[一回戦] [二回戦] [準々決勝] [準決勝] [決勝戦]

一回戦

トーナメント表

○浦飯チーム(3−1)●六遊怪

試合方式:一対一の五戦方式

先鋒桑原和真●−○鈴駒(場外)
次鋒蔵馬○−●呂屠[死亡](KO)
中堅飛影○−●是流[死亡](KO)
副将浦飯幽助○−●酎(KO)
他の選手【浦飯チーム】
覆面戦士(出場せず)

【六遊怪】
牙王[酎に殺害される]
威魔陣[酎に殺害される]

○Dr.イチガキチーム(3−0)●???

試合方式:一対一の五戦方式

先鋒魁(か円)○−●?
次鋒円(か魁)○−●?
中堅梁○−●?[死亡](KO)
他の選手【Dr.イチガキチーム】
Dr.イチガキ(出場せず)
助手二人(出場せず)

【?】
?[一つ目牛に殺害される(?)]
一つ目牛[試合後、相手チームに襲いかかり死亡]

○戸愚呂チーム(5−0)●魔界狂戦士チーム

試合方式:一対五の一戦方式

先鋒戸愚呂弟○−●魔界狂戦士チーム五人[死亡](KO)
他の選手【戸愚呂チーム】
他全員欠場

二回戦

トーナメント表

○浦飯チーム(3−0)●Dr.イチガキチーム

試合方式:三対三の一戦方式

出場者幽助、桑原、覆面○−●魁、円、梁(KO)
他の選手【浦飯チーム】
飛影(会場の外で助手らと戦闘)
蔵馬(会場の外で助手らと戦闘)

【Dr.イチガキチーム】
Dr.イチガキ(出場せず)
助手A(会場の外で飛影らと戦闘)[死亡]
助手B(会場の外で飛影らと戦闘)

準々決勝

○浦飯チーム(5−2)●魔性使いチーム

試合方式:一対一の勝ち抜き戦

第一試合蔵馬○−●画魔[死亡](KO)
第二試合蔵馬○−●凍矢(KO)
第三試合蔵馬●−○爆拳(場外)
第四試合浦飯幽助○−●爆拳(KO)
第五試合浦飯幽助△−△陣(カウントで引き分け)
第六試合桑原和真○−●吏将(KO)
他の選手【浦飯チーム】
飛影(運営委員の陰謀で欠場)
覆面戦士(運営委員の陰謀で欠場)

○裏御伽チーム(3−0)●獄界六凶チーム

試合方式:一対一の五戦方式

先鋒黒桃太郎○−●狂砲
次鋒魔金太郎○−●念蛇
中堅怨爺○−●極道山
他の選手【裏御伽チーム】
裏浦島(出場せず)
死々若丸(出場せず)

【獄界六凶チーム】
他三人(出場せず)

○五連邪チーム(3−1)●鬼道戦隊

試合方式:一対一の五戦方式

第四試合鬼連邪○−●?(KO)

準決勝

○浦飯チーム(5−2)●裏御伽チーム

試合方式:一対一で戦い、出場選手がいなくなるまで(出場選手はサイコロで決める)

第一試合飛影○−●魔金太郎[死亡](KO)
第二試合飛影○−●黒桃太郎[死亡](KO)
第三試合蔵馬○−●裏浦島[死亡](KO)
第四試合桑原和真●−○死々若丸(場外)
第五試合覆面戦士○−●死々若丸(KO)
第六試合桑原和真●−○怨爺(場外)
第七試合覆面戦士○−●怨爺(KO)
他の選手【浦飯チーム】
浦飯幽助(欠場)

○戸愚呂チーム(5−0)●五連邪チーム

試合方式:一対一の五戦方式

先鋒鴉○−●魅土連邪[死亡](KO)
次鋒武威○−●鬼連邪[死亡](KO)
中堅戸愚呂兄○−●阿架連邪、喪々連邪、亜尾連邪[死亡](KO)
他の選手【戸愚呂チーム】
戸愚呂弟(欠場)

決勝戦

○浦飯チーム(4−1)●戸愚呂チーム

試合方式:一対一の五戦方式(ただし副将戦の勝者を二勝とし、大将戦は行わない)

先鋒蔵馬●−○鴉[死亡](カウント)
次鋒飛影○−●武威(KO)
中堅桑原和真○−●戸愚呂兄(KO)
副将浦飯幽助◎−●戸愚呂弟[死亡](KO)
大将コエンマ−左京[大会後死亡]
他の選手【浦飯チーム】
覆面戦士[死亡]

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