トップページ - 解説 - 門下生大選考会 - 幽遊白書 |
霊光波動拳の使い手として、妖怪にもその名が知られる幻海師範。幻海は自分の死期が近いことを悟り、自分が体得してきた霊光波動の奥義を後生に残すため、弟子を選ぶための選考会を開くことにした。それがこの「幻海師範門下生大選考会」である。多くの厳しい試練を突破し、残ったただ一人が幻海の奥義を体得することができる。条件は勝ち抜くことのみ。素質さえあればとんでもない悪党でも奥義は伝授される。
内容 | 合格者 | |
---|---|---|
第一次審査 | クジ引き | 50人 |
第二次審査 | ゲーム | 20余人 |
第三次審査 | 魔性の森 | 8人 |
第四次審査 | 実戦 | 1人 |
結果 | − | − |
カメに入った封筒を引き、中に赤い紙が入っていれば合格。中の紙は、一定以上の霊力を持つ者が持つと、赤く反応するように幻海が特別に作ったもの。つまり霊力が高ければ必ず当たりが出るようになっているのである。
霊能力の高さを測る3つのゲームをプレイし、2つ以上基準点を超えれば合格となる。基準点は霊的な感覚の鋭さ「霊感応力」を測るジャンケンゲームで15回中10勝、霊的攻撃力「霊撃力」を測るパンチングゲームで3回挑戦して120P以上、肉体に内在する「霊気量」を測るカラオケゲームでは70P以上となっている。ちなみにゲーム機は100円入れないと動かない。
危険な生物が生息し、自然の罠が張り巡らされ、また妖魔の棲み家でもある魔性の森を突破し、2時間以内に大木に辿り着けば合格。危険を察知する霊感能力が高いほど有利。霊感能力が低いと妖怪や妖怪植物に遭遇して襲われてしまう。中でもコウモリ使いはかなり手強い妖怪…のはずだが、幽助はいとも簡単に倒していた。
総合は3つの数値を足したものである。霊撃力の満点を180とし、霊感応力、霊気量も180点満点になるようそれぞれの結果を12倍、1.8倍にしてある。霊感応力が1勝違うだけで12点も違ってくるので、あまり当てにならない。
名前 | 霊感応力 | 霊撃力 | 霊気量 | 総合 |
---|---|---|---|---|
浦飯幽助 | 2 | 155 | 82 | 326.6 |
珍宝 | 10 | 105 | 71 | 352.8 |
黒田 | 12 | 142 | 40 | 358 |
少林 | 10 | 121 | 73 | 372.4 |
桑原和真 | 15 | 129 | 57 | 411.6 |
牙野 | 7 | 175 | 85 | 412 |
武蔵 | 13 | 138 | 75 | 429 |
風丸 | 12 | 130 | 100 | 454 |
最後の審査は実戦。弟子志願者同士が一対一で戦い、トーナメントで優勝した者が幻海の奥義継承権を得ることになる。道具、武器を使用しても良い。一回戦は何も見えない暗闇の闘技場で試合を行う。ここでは相手の霊気を探りながら戦わなければならない。二回戦(準決勝)と決勝は湿地帯で試合を行う。この湿地帯は昔の戦場跡で霊的な力場が強く、霊気を持つ者にとっては力があふれてくる場所である。
トーナメント表の通り、選考会を制したのは浦飯幽助である。幽助は霊感探偵として、人間に成りすまし幻海の奥義を狙っていた乱童を倒すためにこの選考会に参加していた。乱童はトーナメントの決勝で正体を現し幽助を追いつめるが、最後は人間から盗んだ術に失敗し自滅。優勝した幽助はその後二度幻海の修行を受けた。そして選考会のおよそ三ヶ月後の暗黒武術会開催中、霊光波動の奥義といえる「霊光玉」を幻海から渡され、正当な霊光波動継承者となった。
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